高3のよくあるまちがい
高3でつまずきやすいところを、実際のまちがい方からまとめました。いま公開しているのは10単元・解説ムービー10本です。
高3でよく出るまちがい
Teachが作った問題で見てみよう- 数学・数学III/定積分(部分積分法)
定積分 ∫[0→1] x e^(2x) dx の値を求めよ。
✕ よくあるまちがい(1/2)e² − (1/4)e² = (1/4)e² すなわち e²/4✓ 正しい答え(e² + 1)/4なぜ、そうなるの? [ (1/2)e^(2x) ]〔0→1〕 を計算するとき、上端 x = 1 の代入だけして下端 x = 0 の代入を忘れる(あるいは e⁰ を 0 と思い込む)。その結果 +1/4 の定数項が丸ごと落ちる。指数関数は x = 0 でも値が 0 にならないという確認が抜けている。
- 数学・数学C/ベクトルの内積と大きさ
平面上のベクトル a, b について、|a| = 2、|b| = 3、a・b = −3 である。このとき |a + 2b| の値を求めよ。
✕ よくあるまちがい|a + 2b| = |a| + 2|b| = 2 + 2 × 3 = 8✓ 正しい答え2√7なぜ、そうなるの? ベクトルの大きさを表す記号を、実数の絶対値のように分配して足してしまう。ベクトルの和の大きさは2つのベクトルの向き(=内積)で変わるので、|a + 2b| = |a| + 2|b| が成り立つのは同じ向きのときだけである。まず2乗して展開する、という手順を踏んでいない。
- 物理・物理/電磁誘導(誘導起電力と電磁力)
水平な床の上に、2本の十分に長い平行なレールが間隔 0.20 m で固定されており、その一端は抵抗値 2.0 Ω の抵抗でつながれている。レールに垂直に置かれた金属棒を、レールと接触させたまま、レールに沿って一定の速さ 4.0 m/s で滑らせる。この装置全体には、床に垂直な向き(鉛直方向)に磁束密度 0.50 T の一様な磁場がかかっている。金属棒とレールの電気抵抗、および摩擦は無視できるものとして、次の(1)〜(3)を有効数字2桁で求めよ。 (1) 金属棒に生じる誘導起電力の大きさ (2) 回路を流れる電流の大きさ (3) 金属棒を一定の速さで滑らせ続けるために、外から加え続けなければならない力の大きさ
✕ よくあるまちがい(3) 等速で動いているので合力は 0、よって加える力は 0 N✓ 正しい答え(1) 0.40 V (2) 0.20 A (3) 0.020 Nなぜ、そうなるの? 「等速運動=合力が 0 =力を加える必要がない」と短絡してしまう。合力が 0 であるのは正しいが、それは外力が運動を妨げる向きの電磁力とちょうどつり合っているからであって、外力そのものが 0 なのではない。摩擦がなくても電流が流れれば制動力がはたらく、という点が見えていない。
- 英語・英語/構文把握(完了不定詞)
次の英文を日本語に訳しなさい。 Those who have never failed at anything are unlikely to have tried anything new.
✕ よくあるまちがい何事にも失敗しない人は、新しいことに挑戦しそうにない。✓ 正しい答え何事にも失敗したことのない人は、これまで新しいことに何ひとつ挑戦してこなかった可能性が高い。なぜ、そうなるの? to have tried の〈to have + 過去分詞〉が、主節の動詞より前の時を表す完了不定詞だと気づかず、単なる to try と同じに読んでしまう。その結果「これから挑戦しないだろう」という未来の話にすり替わり、「今まで挑戦してこなかったはずだ」という原文の含意(失敗が無いのは挑戦が無いからだ)が消えてしまう。
解説であつかっているまちがい
10件- 条件付き確率縮む世界の確率
分母を全員の30にしたんだね。30まで数えたのは合ってるよ。でも「めがねと分かった」瞬間、考える世界はめがねの12人に縮む。分母はその縮んだ12に取りかえよう。
この解説を見る → - 極限とはさみうちの原理はさみうちで極限0
「sinは振動するから極限なし」と書いて止まった人、実は振動の観察までは正しい。惜しいのは次の一手だ。−1≦sin x≦1をxで割って両側から挟むと、壁±1/xがどちらも0へ一致し、中身も0に確定する。
この解説を見る → - 合成関数の微分外をむいたら中もむく
外側を微分して3(x²+1)²まで書けたのは大きな一歩。ただ合成関数は外の微分×中の微分でワンセット。中身x²+1もxの式だから、その微分2xを掛けて初めて完成だよ。不安ならx=1を代入して24になるか確かめよう。
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高3の単元と解説
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まちがえた問題をとると、どこで間違えたかの解説ムービーができるよ
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