中1でつまずきやすい単元
中1でつまずきやすいところを、実際のまちがい方からまとめました。いま公開しているのは15本(Teachの解説10本・みんなの解説5本)、15単元ぶんです。
中1でよく出るまちがい
Teachが作った問題で見てみよう- 数学・正負の数(四則の混じった計算)
次の計算をしなさい。 -7 -(-4)×3
✕ よくあるまちがい-7 -(-4)×3 = -7 - 12 = -19✓ 正しい答え5なぜ、そうなるの? (-4)×3 = -12 までは正しく出せているのに、その -12 を「ひく」場面で、減法を加法に直す手順(ひく数の符号を変える)を飛ばし、-7 と -12 をそのまま足してしまっている。「-(マイナス)が2つ並んだら+になる」を、数字の前の符号だけを見て機械的に判断できていない。
- 数学・一次方程式(移項)
次の方程式を解きなさい。 5x - 7 = 2x + 8
✕ よくあるまちがい5x - 2x = 8 - 7 3x = 1 x = 1/3✓ 正しい答えx = 5なぜ、そうなるの? 2x を移項するときは符号を変えて -2x にできたのに、-7 を移項するときは符号を変えずに -7 のまま右辺に書いてしまっている。「移項すると符号が変わる」というきまりを、その計算の中の一方の項にしか適用できていない。
- 理科・光の屈折(全反射)
水を入れた水そうの中に光源を置き、水中から水面に向かって光を斜めに当てた。光の一部は水面で屈折して空気中へ出ていった。 (1) このとき、水面の位置での入射角と屈折角では、どちらが大きいか答えなさい。 (2) 水中からの入射角をだんだん大きくしていくと、やがて光は空気中へ出ていかず、すべて水面ではね返るようになる。この現象を何というか、名称を答えなさい。
✕ よくあるまちがい(1) 入射角のほうが大きい(屈折角のほうが小さい) (2) 全反射✓ 正しい答え(1) 屈折角のほうが大きい (2) 全反射なぜ、そうなるの? 教科書やノートでよく見る「空気中から水中へ光が入る図」だけを覚えていて、そこでの『屈折角<入射角』を光の屈折全体のきまりだと思い込んでいる。光がどちら向きに進んでいるか(水→空気か、空気→水か)で大小が入れかわることを区別できていない。
- 英語・三単現のs(3人称単数現在形)
次の日本語の意味に合うように、( )内の語を適切な形に変えて、英文を完成させなさい。 私の姉は毎朝、犬を公園へ連れていきます。 My sister ( take ) her dog to the park every morning.
✕ よくあるまちがいMy sister take her dog to the park every morning.✓ 正しい答えMy sister takes her dog to the park every morning.(( )に入る語は takes)なぜ、そうなるの? 日本語では「私が連れていく」も「姉が連れていく」も動詞の形が変わらないため、主語が誰かによって動詞の形を変えるという発想そのものが働かない。また My sister のように he / she 以外の名詞が主語だと、それを she に置きかえて3人称単数だと判断する手順を飛ばしてしまう。
- 社会・世界の気候帯(温帯)
イタリアの首都ローマは、夏は気温が高くなるがほとんど雨が降らず、冬は比較的温暖で雨が多いという特徴をもつ。 (1) ローマが属する気候区の名称を答えなさい。 (2) この気候区の地域で、夏の乾燥に強いためさかんに栽培されている樹木作物を1つ答えなさい。
✕ よくあるまちがい(1) 温暖湿潤気候 (2) 米✓ 正しい答え(1) 地中海性気候 (2) オリーブ(ぶどう、かんきつ類、コルクがしなども可)なぜ、そうなるの? 「温帯」と判断するところまでは合っているが、温帯=日本と同じという思い込みから、日本の温暖湿潤気候(夏に高温多雨)のイメージで答えている。問題文の「夏はほとんど雨が降らない」という、地中海性気候を決定づける手がかりを読み取れていない。
- 数学・文字式(3xと3+xのちがい)
a×3+b÷2 を、文字式の表し方のきまりにしたがって書き直しなさい。
✕ よくあるまちがいa3+b÷2✓ 正しい答え3a+2分のbなぜ、そうなるの? ×を省くところまでは、きまりを正しく思い出せている。残るのは並べる順で、a×3 を書いた順のまま a3 としてしまう。文字式では数を文字の前に置くと決めてあり、÷も分数に直すところまでがひとそろい。
- 数学・比例反比例(グラフの見分け)
y は x に反比例し、x=3 のとき y=8 です。x=6 のときの y の値を求めなさい。
✕ よくあるまちがい16✓ 正しい答え4なぜ、そうなるの? x が 3 から 6 へ 2倍になったので、y も 2倍で 16 としてしまう。それは比例のときの動き方で、反比例では x が 2倍になると y は 2分の1になる。同じ「比例」という語が入っているぶん、動く向きまで同じだと読んでしまう。
- 数学・空間図形(角柱と角錐の体積)
底面の半径が 3cm、高さが 10cm の円柱の側面積を求めなさい。円周率は π とします。
✕ よくあるまちがい30π cm²✓ 正しい答え60π cm²なぜ、そうなるの? 側面を開くと長方形になる、というところまでは正しくつかめている。つまずくのは横の長さで、底面の半径 3 をそのまま使って 3π×10 としてしまう。側面がぐるりと巻きついている相手は円周のほうで、半径は円周を作るための材料にすぎない。
- 理科・地震(初期微動継続時間)
1回の地震について、観測する場所が変わると値も変わるのは、震度とマグニチュードのどちらですか。
✕ よくあるまちがいマグニチュード✓ 正しい答え震度なぜ、そうなるの? マグニチュードのほうが大きく報じられるので、ゆれの大きさを表す値だと思ってしまう。2つは同じ「地震の大きさ」でも測っている対象がちがい、片方は地震そのもの、もう片方はその場所での受け取り方。どちらの立場から見た値なのかで分かれる。
- 社会・大化の改新(何が変わった)
大化の改新を中臣鎌足とともに進めた中大兄皇子は、のちに即位して何天皇となりましたか。
✕ よくあるまちがい天武天皇✓ 正しい答え天智天皇なぜ、そうなるの? 天智と天武は一字ちがいで、どちらも古代の大きな改革に関わるため、頭の中で入れかわってしまう。改新を進めたのは兄の中大兄皇子=天智天皇で、天武天皇はその死後に壬申の乱を制した弟。人物と出来事を別々に覚えると、どちらがどちらか見分けられなくなる。
解説であつかっているまちがい
10件- 一次方程式(移項の符号)移項の符号変え
移項の符号を変え忘れちゃったんだね。でも5を右へ動かす発想は合ってるよ。移項の正体は「両辺から同じ数を引く」こと。だから x=12−5=7。天びんを思い出せば、符号が変わる理由まで見えてくるよ。
この解説を見る → - 空間図形(角柱と角錐の体積)角錐は柱の1/3
角錐の体積を「底面積×高さ」で出したんだね。実はそれ、角柱の式。底面積×高さまでは合ってるから、あと一歩!錐は同じ底面・高さの柱に水3杯でぴったり入る、つまり3分の1。最後に×1/3をつければ完成だよ。
この解説を見る → - 正負の数(マイナス×マイナス)マイナス同士は+
−3×−4を−12にしちゃうミス、すごく多いんだ。でも3×4=12まではきみも合ってる!あとは符号だけ。同符号どうしのかけ算は+と先に決めてから、3×4=12で+12。順番さえ守れば必ず取れる問題だよ。
中1の単元と解説
15単元数学
6単元- 関数/反比例1本
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